ヴァイオリン・リサイタル
魂がゆさぶられる音楽とはこのことかと感じた演奏だった。300年の眠りからさめたストラディヴァリバリウスは、千住真理子さんの腕の中で、何本もの音を束ねたような深い音を奏でて、大きな感動をもたらしてくれた。
公演終了直後、著書にサインをしてもらう時、興奮冷めやらず「素晴らしかったです!」と声をかけた私ににっこり微笑んで、隣にいた娘にも「握手!」と気さくに手を差し伸べて下さった。
クラシックのコンサートというとチケットも高価だし、敷居が高いと思いがちだが、今回は誰もが知っているような名曲ばかりが選曲されて、演奏の合間に千住さん自ら曲の解説をしてくれたりと、素人でも楽しめる構成になっていた。圧巻は、最後のサラサーテのツィゴイネルワイゼン。途中でおなかが空いたなんて言っていた娘も、思わず身を乗り出して、迫力の演奏に引き込まれていた。機会があったらまた是非行きたいと思う。
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